Society for Traffic Sciences

令和4年度 交通科学研究会地域交流会(岐阜市)レポート

8月26日(金)に岐阜市のハートフルスクエアーG研修室30にて地域交流会が開催されあした。21名の交通関係者の方々にご参加いただき、都市計画の観点を中心に交通事故対策について意見交換しました。

今回はリモート開催ではなく、以下のタイトルで4人の先生方からご発表がありました。

  1. 「岐阜国道管内の交差点における交通事故状況と対策内容」、岐阜国道事務所 城山管理第二課長は、主に交差点事故多発地点の要因と対策について報告され意見を交わされました。
  2. 「建設車両の安全性向上のためのETC2.0データの活用」、岐阜大学工学部 倉内教授は、主に土砂を積載したダンプカーの運行に対してETC2.0活用して安全に役立てる研究について報告されました。
  3. 「臨床的交通安全対策構築の提案」、名城大学都市情報学部 若林教授は、医師が患者と向かい合って個別に治療するように交通事故も臨床的な対策と統計データの融合が必要であると問題提起されました。
  4. 「カンボジア国道5号線:車線拡幅の影響」大阪国際大学人間科学部 山口教授は、途上国の交通インフラ整備に伴う事故の増加について、視察されたバッタンバン州の現状を報告されました。

当日は、分野の異なる交通研究者同士で活発な議論が展開され、地域交流会の目的は十分に果たせたと実感しました。

理事 山口直範(大阪国際大学人間科学部)

入口看板 発表01 発表02